
生徒さんの書体終了作品が次々と出来上がっているのでご紹介します
こちらはカッパープレート体終了のSさんの作品
とても丁寧に文字が書かれてます
配置をセンターに揃えるのは難しいのですが
文字がしっかり書けているからこそレイアウトが構想通りに成功しています
タイトルの 「Majic」 と文字の色の変化がよくマッチしていますね

コロナ禍でほとんどのレッスンをオンラインでされた
Hさんのゴシック体作品です
「M」の装飾や周りの植物模様など
細かなところまで丁寧に仕上げられています
着色は色鉛筆でしっかり塗られています
そこは大変苦労されたそうです

対照的にこちらのゴシック作品はTさん
小さな作品ですが
植物柄が全体に施され
新しい感じのゴシック体作品になりました

Nさんのイタリック体終了作品
初めての作品になります
こちらも小さな作品ですが
文字とお花のモチーフがバランスよく配置されてます

イタリック体テキスト内にある課題
Tさんのカレンダーです
数字と飾り罫のレッスンが済んだら作っていただいてます
文章も入りセンスよくまとまっていますね

こちらはHさんのカレンダーです
上下に入った植物柄の飾り罫がきちっと配置されています

生徒さんたちの作品はアトリエの壁面にコーナーを作って展示しています
現在はこんな感じです
新しい作品が持ち込まれると
長らく展示させていただいていた作品は製作者にお返ししてを繰り返し
コーナーは少しずつ変化していきます
この作品コーナーは生徒さんたちの発表の場になります
他の方がどんな書体を習われているのか
どんな作品を書かれるのかを見ることができ
生徒さん同士の一体感が生まれとても良い刺激になっています
このコーナーを作って本当に良かったですo(^▽^)o

LETTERSNOW主催作品展の出品作品が大体出来上がりました
こちらは出品作品ではありません
昨年末 IKEA で購入した額で
本作品のメインの文章が入りそうだったので
小さな紙に書いて入れてみたらちょうどでした
額のサイズは20cmくらいの小さなもの
こちらは販売用にしようと思ってます

本作品を入れたのはこちらの額です
サイズは八つ切りサイズになります
先日ブログに書いたように
私はあまり小さな作品に慣れていないので
先に額を購入しました
額に合わせて作品のイメージを作っていったところもあります
ですが・・・
なんとなく
この額の光り方が・・・作品に合わないようで・・・

こちらのペイントで着色することにしました
全体をしっかり塗るのではなく
作品とのバランスを見ながら軽く塗って
少し光沢を残しました

写真ではわかりづらいですが
なんとかイメージに合った額になりました
額によっても作品の仕上がりが全然変わりますね
最初の白い額の場合
文字を白くしてはっきりとした印象にしました
本作品はだいぶ地味なイメージです
予定より暗〜〜い感じの作品になりましたが・・・

もうこれで
完成とします:(´◦ω◦`):
これからは他の準備に取り掛かります〜〜〜〜

6世紀から9世紀にかけて
キリスト教の修道僧によって書かれた装飾写本の中には
イニシャルを組紐などの複雑な抽象模様で描かれたものが多くあります
単純な縄目模様からさらに複雑になったものをケルトノットといいます
オンラインレッスンではその模様の作り方を習いました
以前に基本的なことは習ったことがあるのですが
ここではさらに複雑な書き方を教わりました
三つ編み模様や空間を埋めるフリーインターレースを入れて
「R」を作図しました
次は色塗りです
ここでは透明水彩絵具を使って
ウェットオンウェット(濡れたところに絵具を乗せる)の方法で着色します

絵具が乾くまでの時間に別の場所を着色します
なぜか色目がくすんだ感じに・・・(気分です)
この着色方法はやったことがなく
最初思うようにいきませんでしたが
徐々に慣れてきて面白くなってきました
いろいろなものを作ってみたくなりましたが・・・
今は時間がありません
また時間ができたら作りたいです
こんなことばかり言っているような・・・(´∀`*;)ゞ
いつも協力してくれるのはステンドグラス作家のmaruさんです
先日maruさんのアトリエにお邪魔してデザインや材質などを相談
後日サンプルを三つほど作ってきてくださいました
ペンを置くバーを支えるパーツ部分のデザインは最も大切なところです



三つともめっちゃ可愛いのです
大きさは以前のものと同じ4cm角の正方形です
ガラスはアトリエに行った時に見つけたアンティーク風ガラスです
前に購入を希望される方から黒色のご希望があったこともあり
新しいペンレストは黒と決めていました
これは薬品によって化学変化を起こさせて
洗って乾かして磨いてを繰り返して作るので・・・
私も何度か作ったことがありますが手間がかかります
いつも丁寧なお仕事をされるmaruさんには感謝しています
そして
三つの中から決まったのは
2番目のペンレストです
現在商品が仕上がってくるのを待っているところです
とても楽しみです〜〜.゚+.(・∀・)゚+.

3月にあるLETTERSNOW主催の作品展に向けて
作品作りの準備をしています
作品に入れるメインの文字をフラクチャーに決めました
どんな感じにしようか・・・文字をチェックしているところ
今回は小さな作品なので文章は短め
文字の大きさも小さくします
今回の作品展会場は
京都にあるちいさいおうちというギャラリー
文字通り小さな会場なので出品のサイズ規定が概ね30cmとなりました
私はあまり小さい作品作りに慣れていないので
イメージを膨らませるために
まず額を購入しました
八つ切りサイズになります
これに収まるようにレイアウトを決めます
マットを入れると作品が小さくなるので
マットは入れないことにしました
その代わりアクセントになるように紙を2種類使おうと思ってます

メインの文章のレイアウトが決まりました
紙はミューズコットンのモスグリーンに近いベージュです

今度は黒い紙に同じ文章を
メインとは違う文字・違うレイアウトで入れます
上はポインテッドペンで書いたフラクチャー
下はブラウゼの0.75mmサイズで書いたフラクチャー
少し雰囲気が違いますね
どちらにしようかな・・・

文字の色をチェックしています
ミューズコットンの色に近い色で黒い紙に書いた時
目立ちすぎず・・でも読めるように・・・加減が難しいです
さあどんな作品に仕上がるでしょうか

作品展は
3月8日(火)〜13日(日)です

あと一ヶ月を切りました
作品展に出展する生徒さんたちは今が一番大変な時ですね
日頃練習している成果を十分に発揮できるよう
私もお手伝いしていきます
素敵な作品にしていきましょう

ダイヤパーとはフランス語が語源の飾りという意味で
写本装飾では背景の全面に繰り返される幾何学的な模様として描かれました
写本装飾オンラインレッスンの課題は
このダイヤパー(5mm角)を3cmの正方形に作る
一つじゃないです
金色の部分をジェッソにしたりギルディングノリにしたり
ダイヤの形を菱形にしたり・・
最低4つは作るということです
勢いついてデザインを幾つかおこしました

金色の部分を作っている段階で
こんなに作るんじゃなかった・・・と後悔
でももう後戻りできません
ジェッソ・ギルディングのりを塗って金箔を貼ったもの
金泥で塗ったもの
インスタコールでも試してみました

ここからは着色
早く仕上げるためにも
同じ色を塗るところを全部一斉に塗りました
色はフレームレッドとウルトラマリンディープ
その上からホワイトで柄を描きます
最初はフレームレッドから
着色の時は薄い色から塗ること
これはガッシュの使い方のレッスンで聞いてたことです
間違えることはないかな。。。と思っていましたが
やってしまいました

上段の右から2番目
ウルトラマリンディープの箇所をフレームレッドで塗ってしまいました
その上からウルトラマリンディープでカバーしたところです
下に赤色があるのが分からないでしょうか(*^_^*)
着色は薄い色からが鉄則ですね

出来上がりました
こちらはジェッソを塗っているので金箔が盛り上がってます
ホワイトの柄は思いつきで描いていきました
境目にブラックのラインも入れてます

こちらはギルディングのりや金泥
インスタコールはお手軽にできるギルディングです
ホワイトの細いラインは光を表します

菱形も作ってみました
着色難しかったです
ひや〜〜〜
この課題は大変でした

でも
写本装飾の世界では
このダイヤパーを本当に細かく・・1mm角とか2mm角とか
針で描くような緻密な作業で仕上げていくのだそう
この課題提出で一息つく間も無く
次はケルトノットの課題です

