
生徒さんの作品コーナー
ここは書体終了時に作っていただいている作品を展示するスペース
大体5〜6作品でいっぱいになるので
全部が入れ替わった時点でご紹介しています

Oさんんのフラクチャー体終了作品
冒頭の「G」を装飾して
ゴシック体でよく見られるレイアウトに挑戦されました
全体はクルミインクでとてもシック
文章レイアウトは時間をかけられました
ラインフィラーを入れて
うまく収まるように工夫されています
現在はラスティック体を練習中です

NMさんの初めての作品になります
爽やかなブルーでスヌーピーの世界を表現
エンボスのキャラクターもはっきりして効果出ています

Tさんの初めての作品
カッパープレート体
時間はかかりましたがなんとかここまで書けるようになりました

こちらはNさんの初めての作品になります
カリグラフィーの本に載っていた作品を見て
「こんなふうに書きたいです」から始まりました
リボンや花は透明水彩絵の具、平筆・・・
初めて使う道具たち
レッスン中に何度も練習しました
「こんなものが作りたい」というイメージがはっきりしていて
生徒さんの熱意があると
私としてもなんとか形にしてあげたいなとレッスンにも力が入りました

こちらも同じくNさん
イタリック体テキスト内の課題のカレンダー
クリスマスらしい装飾になりました

最後はHさんのローマンキャピタル体終了作品です
アトリエに来られて2年が経ち
4書体目になりました
いつも終了作品に真面目に取り組まれるHさん
文字を活かすためのレイアウトに工夫が感じられます
赤い色と周りのライン、コーナーモチーフも効いています
現在はフラクチャー体を練習中です
みなさんだいぶ作品作りにも慣れてきたように思います
来年1月にLETTERSNOW主催の作品展が開催決定しています
出展作品の制作を始められる方もちらほら
これから素敵な作品作りを目指して頑張っていきましょう

少し前に作った作品です
どんなふうにして出来上がっていくかを書いてみます
最初に文章全文を練習用紙に書きます
文字の高さ(Xハイト)は5mm
書きやすい大きさで一度書いてみます
フローリッシュについては後で書き足せるようにシンプルに書いておきます

書いた文章を切り貼りして
レイアウトを考え
フローリッシュをどこにどのようにつけるかを考えます

レイアウトが決まればサイズを割り出して
練習用にガイドシートを作り
練習用紙に全体を書きます(フローリッシュも入れる)

タイトル部分も同じように
練習用紙に書いて
レイアウト・サイズ・フローリッシュを決めます

下準備ができたところで
清書用の紙と文字の色を考えます
この時、すでに紙は用意できていたので
文字の色を白にするか茶色にするか緑にするか・・・
試し書きします
色が決まれば本番用紙に清書です

この作品にはラインを入れました
全体はちょっと今はお見せできないのですが
お知らせできる時が来たらお披露目します

4ヶ月前に一通のメールが来ました
私が作っている「洋書型のニブケース」は販売していますか・・・と

ご希望の書体はカッパープレート体
書体は2種類
ゴシック体とカッパープレート体を作りましたが
カッパープレート体は在庫がなかったため
今度作った時にお知らせするというご連絡を差し上げ
一旦メールは終わりました
それから3週間ほどして今度は
その頃ちょうど開催予定の「アンティークインク瓶」ワークショップについてのメール・・・
その後
カッパープレート体のオンラインレッスンについてのメール・・・・
色々色々とありまして・・・・
この8月にアトリエに来られることになり
通常レッスンを4回受けられたsayocoさん
彼女は関東在住の劇団四季の女優さんです
ちょうど大阪公演「オペラ座の怪人」に出演されています
大阪への長期滞在の間
ステージやお稽古の休みに合わせてレッスンに来てくださいました
アトリエでは体験に来られた方にお名前を書いて差し上げています
最初に即興で書いて差し上げましたが
(納得いかなかったので)あとで書き直し
こちらをプレゼントしました
私はあまり観劇などはしたことがありません
「劇団四季」・・有名ですけど見たことがなく
実は今月の初めに
初めて見てきました〜〜

もう感動しました〜〜
最初ある仕掛けのところでは鳥肌が・・・
フィナーレでは出演者一同が手を繋ぎ並んでお辞儀をされ
幕が降りると観客の声援でまた幕が上がり・・・・
何度も観客の声援に応えるシーンは
私も涙が・・・
とても不思議な感じです
あの方がうちのアトリエに・・・??
やはり大舞台に立たれている方
物事に対する情熱は何事においても
ものすごい熱量を感じます
私も彼女の熱意を受け止め
レッスンをお引き受けました
不思議なご縁ですね
大阪公演はもうすぐ終わり
ご自宅に戻られます
昨日は最後のカリグラフィーレッスンでした
ちょっと寂しかったですが・・・
またレッスンのお約束をしました
カリグラフィーをしていることで
色々な方との出会いがあります

5月のワークショップで好評だった
アンティーク風インクボトル
元々は生徒さんが私の使っているインクボトルをご覧になり
同じものを作りたい・・・から始まったワークショップでした
せっかくボトルを作るのだから
その土台を作ってしまおう
ということで
ステンドグラス工房MAーRUーさんにお願いして作っていただきました
アンティーク風に仕上げるために
ガラスは波板ガラスを使い
ワイヤーはブラック仕上げの加工をしています

ご興味のある方はこちらに詳しく載せていますので
どうぞご覧ください→☆

バックの柄ができたところで
上に文字を書きます
これはガッシュのパーマネントホワイトで
ペンはブラウゼの1mmです
文章は
ある小説の一部で
窓の外には素晴らしいお庭が広がっているという一文
バックグラウンドで作った緑の部分の形は窓をイメージしてます
窓なのだから窓枠らしきものを描きたい・・・
と思いました

この作品を収めるための額を購入しました
燻したような銀色の枠です
これからイメージした窓枠は
グレーの窓枠
鉛筆でデッサンしてみよう
ということで書いたのですが・・・
思うように書けませんでした


なんか汚らしい
石を積んだ壁
開けられた窓・・・のイメージなのですが・・・(ノ_<)
何度か書き直しましたが
もうわからなくなってきたので諦めて終了
横に作者名と作品名を
カッパープレート体で入れました

文字のX-heightは1.5mmと2.5mmです
小い〜〜〜
なのでGペンで書いてます
LEONARDTのGペンは程よく柔らかいので
小さいカッパープレート体を書いた時でも
ラインの強弱が出るのでオススメです