
金箔を貼り着色して無事に完成
工程としては
金箔を貼るところ全てギルディングが済んだら
次に着色になります

メインの色はコバルトブルーです
最初にフレームレッドやエメラルドグリーンで
色の配置を考えながら小さな面積のところを塗ります
色がはみ出さないように
縁取りの茶色いラインも残しながら塗っていきます

赤と緑が塗れたら
メインのコバルトブルー
先生の書かれた中からこのデザインを選んだ理由は
一番細かくなさそうだったから
なのですが
いざ塗り始めると
ツルとツルの間がたくさんあり
時間のかかる作業となりました

最後にパーマネントホワイトを極細筆の先につけ
点々を書いていきます
三位一体を表す三つの点の他
隙間にも埋まるように細かな点々を書きました
輪郭をはっきりさせるために
金箔を貼った文字と一番外側のラインを
バーントアンバー(茶色)でラインを入れます
完成〜〜〜\(^o^)/
時間があったらもっと他のデザインにも挑戦したくなりました

写本装飾のオンラインレッスンは
なんとか着いて行ってる状態ではありますが
26回の講座のうちもう20回までやってきました
今回課題で渡されたヴェラム
羊皮紙の中でも仔牛の皮になります
ここにイニシャル装飾を書いて仕上げるのが今回の課題です
ルネッサンス期の装飾で
ホワイトヴァインと呼ばれる
イニシャルに白いつる模様が入る手の込んだ装飾になります
写真は
課題で渡された図案をトレースダウンして
くるみインクを細筆につけて書き終えたところ

ツルの部分にさらに影をつけていきます

そしてイニシャル「 I 」をギルディングします
ジェッソを塗ったところです
このあと磨いて金箔を貼っていきます
先週はずっと雨が続いて湿気が多くギルディングができなかったので
今週ようやくジェッソを塗るところまでできました
この勢いで着色して仕上げるぞ〜〜〜

6世紀から9世紀にかけて
キリスト教の修道僧によって書かれた装飾写本の中には
イニシャルを組紐などの複雑な抽象模様で描かれたものが多くあります
単純な縄目模様からさらに複雑になったものをケルトノットといいます
オンラインレッスンではその模様の作り方を習いました
以前に基本的なことは習ったことがあるのですが
ここではさらに複雑な書き方を教わりました
三つ編み模様や空間を埋めるフリーインターレースを入れて
「R」を作図しました
次は色塗りです
ここでは透明水彩絵具を使って
ウェットオンウェット(濡れたところに絵具を乗せる)の方法で着色します

絵具が乾くまでの時間に別の場所を着色します
なぜか色目がくすんだ感じに・・・(気分です)
この着色方法はやったことがなく
最初思うようにいきませんでしたが
徐々に慣れてきて面白くなってきました
いろいろなものを作ってみたくなりましたが・・・
今は時間がありません
また時間ができたら作りたいです
こんなことばかり言っているような・・・(´∀`*;)ゞ

ダイヤパーとはフランス語が語源の飾りという意味で
写本装飾では背景の全面に繰り返される幾何学的な模様として描かれました
写本装飾オンラインレッスンの課題は
このダイヤパー(5mm角)を3cmの正方形に作る
一つじゃないです
金色の部分をジェッソにしたりギルディングノリにしたり
ダイヤの形を菱形にしたり・・
最低4つは作るということです
勢いついてデザインを幾つかおこしました

金色の部分を作っている段階で
こんなに作るんじゃなかった・・・と後悔
でももう後戻りできません
ジェッソ・ギルディングのりを塗って金箔を貼ったもの
金泥で塗ったもの
インスタコールでも試してみました

ここからは着色
早く仕上げるためにも
同じ色を塗るところを全部一斉に塗りました
色はフレームレッドとウルトラマリンディープ
その上からホワイトで柄を描きます
最初はフレームレッドから
着色の時は薄い色から塗ること
これはガッシュの使い方のレッスンで聞いてたことです
間違えることはないかな。。。と思っていましたが
やってしまいました

上段の右から2番目
ウルトラマリンディープの箇所をフレームレッドで塗ってしまいました
その上からウルトラマリンディープでカバーしたところです
下に赤色があるのが分からないでしょうか(*^_^*)
着色は薄い色からが鉄則ですね

出来上がりました
こちらはジェッソを塗っているので金箔が盛り上がってます
ホワイトの柄は思いつきで描いていきました
境目にブラックのラインも入れてます

こちらはギルディングのりや金泥
インスタコールはお手軽にできるギルディングです
ホワイトの細いラインは光を表します

菱形も作ってみました
着色難しかったです
ひや〜〜〜
この課題は大変でした

でも
写本装飾の世界では
このダイヤパーを本当に細かく・・1mm角とか2mm角とか
針で描くような緻密な作業で仕上げていくのだそう
この課題提出で一息つく間も無く
次はケルトノットの課題です

