
先日ブログタイトル "手すき紙風 " に書いた文章と同じものをイタリック体で書いてみたくなりました
文頭に" I " の文字が何度も出てくることから
この" I " を上手い具合にデザイン化できないものか・・・
まずは久しぶりのイタリックの文字の練習からです
(イタリック体を書くときは・・・いつも久しぶり・・という前書きがつきます(#^.^#)

最近の私には珍しく鮮やかな色です
やや鮮やかすぎたような・・・
少し文字の色のトーンを落として
水彩絵の具で描いた四角の色ももう少し落ち着かせて・・

そこにヴァーサル体の " I " を入れて
葉で絡めてつなげていきましょう
よく聞かれるのですが
これを描いているときはトレース台(ライティングボックス)の上に
下書きしたものを置きその上に清書用の紙を置いて
下からライトを当てて写しながら描いています

出来上がりました
今年は作品を作る時間を作りたいな。。。
できるかな〜

先日のカッパープレート体の文章をハンドメイドペーパーに書いた件で
紙のざらつきが酷かったので
今度は
いつも書いている一般的な紙を染めて
手すき紙風にしてみようと思いました
チョイスした紙は
B4サイズのアラベールのスノーホワイト
紙の厚さはやや薄いのですが
これを選んだ理由は後ほど
この紙を水張りし
コーヒー4回紅茶4回染めたところです
手前のハンドメイドペーパーの色に近くなりました

コーヒー1回目はこれくらいです
元の紙(右)の色にほんのり色がつくくらいです
さて紙が染まったところで
本当はそこに文字を書こうと思ったのですが・・・
出来上がりの寸法をこの前のハンドメイドペーパーと同じ大きさ(A4)にすると
文字の高さを3mmで書かないと文章が収まらないのです
高さ3mmは上手く書ける自信がなかったので
別の紙に高さ4mmで文字を書いて
コーヒー染した紙に縮小コピーすることにしました・・・
うまく説明できてるかな
なので家のプリンターは厚い紙より薄い紙の方が印刷しやすいので
アラベールを選びました

印刷して周りを手すき紙風にカット
ん〜〜〜〜
なんだか・・・
紙が綺麗すぎる・・・
染め方が綺麗すぎたような
もっと汚しても良かったのかな
だとしたら
元々ハンドメイドペーパーに書いたものの方が↓

味があって良かったのかな・・・

昨年末のことになりますが
こちらを書きました

お友達からこちらの紙をいただき(昨年10月頃)
その紙に作品を描きたいと思いつつなかなか書けませんで
頭の中では構想ができていて・・・
年末にやっと書くことができました

ただこの紙
とても紙の繊維が荒く
本文部分は2mm幅のペン(ブラウゼ)で書いたのでなんとか書けたのですが
フローリッシュや作者名、鍵の絵の部分は
ポインテッドペン(先が尖っている)で書く時に
とってもとっても書きにくく
ペン先に挟まる紙の繊維を取りながら
何度もなぞり直して書きました
そんな苦労があった紙ですが
まだ紙が残っていたので
そこにカッパープレート体で書きたい衝動に・・・

もうイライラっとなるくらい
途中何度も・・・いやいや・・・1文字ずつです
ペンに挟まる紙の繊維を取りながら書きました
(シェードを入れようと筆圧をかけるとペン先が開き、すぐに挟まる状態)
ご覧の通り
絡みつく繊維のせいで
文字が乱れること乱れること・・・
アップで見ると

こんな感じです
リベンジしたくて
この後
紙を変えて同じ文章を書きました
それについてはまた後日。

LETTERSNOW主催のカリグラフィー作品展が昨日無事に終わりました
お天気が良いこともあり、たくさんの方にご来場いただきました
6日間で480人と聞いています
立地の良さもあったと思いますね
ギャラリーの前は人通りの多い交差点でした
通りすがりのお客様も多かったのでは・・
昨日搬出作業が終わり
作品が戻ってきたので、アクリル板を外して撮影しました
30cmほどの小さな作品
Pain and pleasure, like light and darkness, succeed each other.
[痛みと喜びは光と影のように交互に続いているのです]
メインの文字は
X-height 16mm と8mmでペンはbrause 2mmと1mmで書いてます
左側のボーダーラインの中の文字は
X-height 6mm ペンは brause 3/4mmです
フローリッシュはポインテッドペンで書きました
絡み合う線は、痛みと喜び、光と影をイメージしてます
こちらは鉛筆で書いて擦筆でボカシています
観に行かれなかった方のために
しばらくアトリエに置いておこうと思います